O.C.Farm INTERNATIONALとは

商品のクオリティを最優先にしていることから、これまでメイド・イン・ジャパンにこだわってきたオーシーファーム。

しかし・・・
当然ながら海外にも、高い志を持った経営者のもと、クオリティの高い商品を製造している工場はたくさんあります。

とはいえ・・・
法律が違う国で、日本人とは異なる価値観をもった人たちが作った商品となると、「この商品は本当にメイド・イン・ジャパンと同等のクオリティなのだろうか?」と、不安に思う方はたくさんいらっしゃると思います。

その不安を払しょくするためには・・・
その工場を実際に視察し、国内の工場以上に厳しいチェックをしていくしかありません。

そこで、2018年から・・・
店長・宮木はご縁を頂戴した海外の工場全てに、自ら足を運ぶことに致しました。

そして・・・
工場を見学し、経営者と面会した上で、クオリティが確かであることが確認できた海外製の商品のみに、「O.C.Farm International」というブランドを冠して皆様にご紹介していくことに致しました。

これからは国内のみならず、世界中の良い商品を厳選してお届けしていく所存です。

「O.C.Farm Internationalのロゴマークは、愛犬家にとって安心・安全の証」と言って頂ける日を夢見て、私は世界中を飛び回ります!!

なぜモンゴルなのか?

O.C.Farm INTERNATIONAL企画第一弾として、モンゴル産の商品をお届け致します。
モンゴル国(以下モンゴル)は、国土のほぼ8割を牧草地となる草原が占めています。その広大な草原で遊牧されている馬たちは、最小限のストレス環境で育ち、良質な素材を提供してくれます。
また、畜産の長年の経験による知識、卓越された加工技術も大きな魅力のひとつです。

雄大な草原でストレスフリーで育つ家畜たち。

モンゴルで遊牧されている家畜たちは、農薬や化学肥料を一切使用していない自生している天然ハーブや植物を食べ、大草原をたくさん駆けて育ちます。そのため、低脂肪・高タンパクであり、各種ビタミン・コラーゲン・アミノ酸など高い栄養価が含まれています。

日本では見たことのない、見渡す限りの大草原を駆けたり、植物を食べている家畜たちを実際に目の当たりにし、「ストレスフリーで育つ」ということがどういう事なのかを理解しました。

意外と身近な国、親日国モンゴル。

一般的に日本人が「モンゴル」と聞いてイメージするものは何でしょう。これまでご紹介してきた大草原や遊牧民、日本人に馴染みのある大相撲力士などでしょうか。意外とモンゴルのことを知らなかったりします。
相撲による交流が盛んになり、日本より多額のODA(政府開発援助)が供与されていることもあり、「最も親しくすべき国」として日本が第1位になるなど、モンゴルは極めて良好な親日感情を有する国なのです。

また、大草原のイメージが強いモンゴルですが、首都ウランバートルは全く様相が異なる都会です。高いビルや商業施設、マンションが建ち並び、その中には日本企業の看板なども多く見られます。そして、非常に多くの自動車が走っています。その大多数が日本車で、その中でもトヨタのプリウスが人気を博していました。

現地のガイドに聞いた話では、周辺各国が支援の一環として各々が主要道路を造ったそうですが、その中でも日本が造った道路は最も整備されており、走りやすく、丈夫だと褒めてくれました。

彼らが日本のことをこれほどまでにフレンドリーに感じてくれていたことは、現地を訪れるまでは知る由もないことでした。現地で色々なことを見聞きすればするほど、我々の「彼らと共に良い商品を開発し、取引を続けていきたい」という思いは強くなっていきました。

ヒューマングレードのレトルト商品

O.C.Farm INTERNATIONAL企画第一弾となる、モンゴル産のレトルト商品の企画開発のため、最も規制が厳しいと言われるEU諸国に1996年から輸出をしてきた実績があるPRECOM社を訪問し、工場視察と打ち合わせをしました。代表取締役ムンフザヤ氏のモンゴル産の肉製品を世界に広めたいという熱い思いも併せてご紹介します。

EU基準の食品安全衛生管理と最新設備

最も厳しいと言われるEU基準に基づいた人間用の食品加工製品の輸出を可能にするため、機械は日本、フランス、ドイツ、チェコの最新設備を設置しています。食品安全衛生管理も非常に厳しく、例えば現場スタッフは作業場に入るために2度着替え、念入りな手洗い等を行った後、管理者によってチェックを受けます。もし、チェックで不備があれば、作業場に入る前からやり直し、手などに傷があれば帰されるという徹底ぶりでした。

従業員フローチャート

もちろん、原材料(肉)も厳しい検査を受けます。輸送されて来た原材料は、作業場に入るまでに予備検査、獣医学的検査と2度検査され、基準に満たなかったものは作業場に入れず、そのまま返品します。

原材料フローチャート

EU基準への挑戦と実践。

一言でEU基準と言っても、それを1996年当時のモンゴルで実現するのはとても苦労があっただろうと、容易に想像できます。

ムンフザヤ社長は「モンゴルの家畜資源の質の高さは素晴らしく、それを世界に広めたい。そのためにはまず、世界的に最も厳しいと言われるEU基準を満たす必要があった。EU基準の工場を立ち上げるためには、数々のハードルや苦労があった。」と言います。

今回の視察で、実際に自分の目で見て、工場全体が導線を深く考慮した造りになっている点や、建築資材も海外から取り寄せたり、世界各国から最新式の機械を導入したり、従業員のフローも徹底されていたりと、驚かされることばかりで、ムンフザヤ社長の苦労と熱意を強く感じました。

今更ですが、PRECOM社は食品加工会社で主に人間用のレトルト商品などを製造しています。今回はその食品加工の技術とクォリティを用いて、犬用の無添加レトルト商品を製造します。
まさに『ヒューマングレード』の『安心・安全な犬用おやつ』と言える商品です。

素材を活かしたこだわりの馬肉商品

モンゴルの良質な原材料の栄養成分とうま味成分の消失を最小限に留めるために、手間とコストを掛けて低温でじっくり乾燥させたり、肉加工を全て手作業で行うといった、強いこだわりを持った製造が売りの「Organic Food Export社」を視察しました。良質な馬肉を用いた新商品の開発についても、栄養価や食べやすさといった観点で議論を重ねました。

熟練された手作業で、ひとつひとつ丁寧に。

  • 熟練したスタッフがひとつひとつ丁寧に加工やクリーニング作業を行います。馬肉の加工については、遊牧が最も盛んであるモンゴルならではの技術や知識が継承、蓄積されています。

  • 左がクリーニング前の馬のアキレス。右が包丁で不要な部分を切り取ったクリーニング後。ここまで綺麗にクリーニングするのは、馬肉大国モンゴルならではのこだわりです。

あえて時間を掛け、低温でじっくり乾燥。

いくら良質な原料であっても、必須工程といえる乾燥の際に、時間とコストの効率だけを求めて高温で乾燥してしまっては、多くの栄養成分やうま味成分が熱で消失してしまいます。そのため、こちらの加工場では高温乾燥の数倍の時間と電気代を掛け、低温でしっかり乾燥させます。

モンゴルの国民的おやつ「アーロール」はワンちゃんにも最適。

アーロールはミルクを発酵して作られた甘酸っぱいドライヨーグルトで、元々は遊牧民が各家庭で作る「おふくろの味」です。モンゴルでは老若男女が好んで食べて、まさにモンゴルの国民的おやつと言えます。乳酸菌も豊富で、腸内環境のサポートに優れ、芳醇な香りで嗜好性も高く、ワンちゃんのおやつとしても最適です。

視察の際、現地の遊牧民にゲル(移動式住居)に招かれ、アーロールをいただきました。歓迎のお菓子でもあり、綺麗に型どられたアーロールが迎えてくれました。各家庭の味があり、手土産としても用いられます。

現在では工場で生産され、袋詰めされたものがスーパー等で販売されています。実際に多種多様なアーロールが大量に陳列されているのを見て、モンゴル国民にとってなくてはならないものであることを実感しました。

オーシーファームでは砂糖や添加物を使用せず、「ヨーグルト ビッツ」として販売しています。

モンゴルの馬肉の良いところを凝縮した新商品開発

今回の視察にはもう一つ大きな目的がありました。それはモンゴルの馬肉を使った新商品の開発です。

馬肉は栄養価が高く、低カロリーで、更にアレルギーも出にくいということで、犬のおやつとしても注目されている素材のひとつです。
我々には、良質なモンゴルの馬肉を使った新商品を現地で議論を重ねて形にしたいという強い思いがありました。

バランスのとれた原料の配合、食べやすい形状やサイズ、あらゆる課題について通訳を通して議論と試作を重ねて開発しました。

そうして誕生した新商品、「馬肉ミックス まん丸」「馬肉ミックス サイコロ」も是非一度お試しください。